
株式会社大口油脂の更新担当の中西です
~正しい廃油処理と回収のポイント~
業務用厨房で油を使う店舗にとって、「廃油の扱い方」は非常に重要です。
誤った方法で処理すると、法律違反や環境汚染につながるケースもあります。
ここでは、正しい廃油処理方法と回収業者選びのコツをお伝えします🧾
使い終わった油をシンクに流すと、排水管内で冷えて固まり、
配管の詰まり・悪臭・害虫の発生を招きます。
さらに、下水処理場の負担が増え、水質汚染を引き起こす原因にも。
法律上も、事業者が排出する油は「産業廃棄物」に分類され、
適正処理が義務付けられています📜
1️⃣ 使用済み油を冷まして容器に移す
火傷防止と酸化臭の抑制のため、完全に冷ました状態で回収用容器へ。
2️⃣ 異物を混ぜない
水分や食材かすが混ざると再生効率が下がります。
“分別”が再利用のカギです。
3️⃣ 回収業者へ引き渡し
定期回収を契約することで、安心・安全に廃油を処理できます。
容器の洗浄や交換も業者が対応します。
✅ 産業廃棄物収集運搬業の許可証を提示できるか
✅ 回収後のリサイクルルートを明確に説明できるか
✅ 回収スケジュール・衛生管理が徹底されているか
これらを確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
廃油処理は「見えない部分」だからこそ、誠実な対応が信頼を生みます。
“油の終わり”まで責任を持つ姿勢は、環境にもお客様にも誇れる行動です🌎
飲食店の皆様にとって、廃油回収は“義務”であると同時に“地域貢献”でもあります。
小さな一滴の油をきちんと回収することで、街も、川も、未来も守る。
その意識こそが、これからの時代に求められる“エシカルな経営”なのです✨